2014年1月~3月までの良作まとめ①
■ SNOWMINE / DIALECTS
ブルックリンの5人組によるセカンドアルバム。リバーブポップを音の根幹に置きつつ、ポストクラシカルへの接近や牧歌的な空気感など細部にまでその美しさが澄み渡る 名盤。
■ THE COLOURIST / ST
「Two Door Cinema Club以降」のサウンドを正統に継承した「これを推さないバイヤー、どうかしてるぜ!」なバンドのデビューアルバム。男女混合ボーカルが透明感と奥行きを与えていてサウンドをさらに昇華させている。
■COLOURWAVES / WORLD WARP EP
Colourwavesことメルボルン在住のRyan Dodsonによるドリームポップ・アルバム。今ではもうあまり聞かれなくなった「古き良き」(と言う言葉が正しいか微妙だが)2011年頃のチル・ウェイヴ・サウンド。M2などはWashed Outへの強い憧憬が伺われるし、他にも当時のTeen Dazeを思わせる音作りなどもあり、ある種の懐かしさと同時に、安易な「ポスト〜」への転向に対するカウンターとしての意欲も見える。しかしそれ以上にこの作品はドリームポップとして純粋に良質であり、古さ新しさとは無縁の普遍性がある。
bandcampにて購入可能(name your price)
■THE CHAIN GANG OF 1974 / DAYDREAM FOREVER
昨今の「エモ」の流れも踏んだシンセポップ・バンド。 だが刹那的カタルシスよりダイナミズムを優先させるロック的な身体性が割と強いのが特長。"You"はクラブヒットするべき一曲。また、人気ゲーム「グランドセフトオート」のCM曲で”Sleepwalking” が使われており、実は知らぬ間に知っていたという人も多いかもしれない。
■ROLLERGIRL! / I LOVE YOU, ROLLERGIRL! EP
昨年から知ってる人は当然知っていたRollergirlがSaint Pepsiなどでお馴染みのディスコリエディット・レーベル〈KEATS//COLLECTIVE〉よりリリースした6曲入りEP。
去年のSaint Pepsi"Hit Vibes"の時も言ったが、好きか嫌いかは別にしてこれが紛れも無い「今」なのだ、と。とりあえずダウンロードするところから全てが始まる。
bandcampにてフリーダウンロードで入手可能
以上、とりあえず順不同で五枚紹介。残りの五枚は次回。